働きながら長野県庁を受けなおして合格した話6~二次試験(合格後など)編その3(体験談) ~元公務員がこっそり教える公務員のリアルvol.24~

合格発表の画像 公務員試験対策
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こんにちは、元公務員ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業の技術職員)として働いていました。

いまは、ほかにやりたいことがあり、民間企業を経て独立起業しております。

(⇒ttyのプロフィールを見る)

今回は、栃木県庁で働きながら長野県庁を受けなおして合格した話の続編、二次試験(適正試験 他)編です。

働きながら長野県庁を受けなおして合格した話6~二次試験(合格後など)編その3 ~

適正検査の対策はいらない

二次試験ではそのほか、「適正検査」などが行われます。

「適正検査」とは、単純な計算処理などを行って、業務に必要な集中力や処理能力などをみるものです。

実際の試験では得意な人でも普通の人でも差がほとんど出ないといっていいでしょう。

全体の配点も低く、極端にできないという人はまれなので、対策は不要です。

二次試験に合格

二次試験から、ひと月ほどたち、二次試験の結果が発表され、見事合格していました。

当該年度の地方上級(林業)の合格者は1名。

私一人の合格でした。

二次試験では4名残っていたので、前例などもみれば、最低でも2名は合格すると思っていたので、少々驚きました。

後ほど知りましたが、長野県では初級(林業)も採用しているので、同じ職種(林業)での同期は一人だけでした(林業大学校卒で10歳近く年下でしたが・・・)

栃木県のときは私のほかに4名同期がいたので、1名なのは、ちょっと寂しい気もしましたが、同期がいてよかったと思います。

「同期」というのは、後々も研修などで顔を合わせることも多く、立場が近い分、話しやすく、悩みなども相談しやすい存在です。

場合によってはけっこう長い付き合いになったりもします。

当たり前ですが、「同期は後からは二度とできない」ので、貴重な存在です。

ちなみに同期同士で結婚する人も結構います。

(参考記事)

【公務員のリアル~出会い、結婚は?~】vol.7
こんにちは、元公務員ttyです。(⇒ttyのプロフィールを見る)今回は、公務員の「出会い&結婚」について書きたいと思います。公務員のリアル~出会い、結婚は?~職場での出会いはあまり多くない現実仕事を通じての出会いは、正直あま...

採用面接は実質的に意向確認のため

二次試験の合格後、さらにひと月くらい後に「採用面接」が行われました。

地方自治体(県)では

採用試験は、「人事委員会」が行い、

二次試験の合格者は、人事委員会により「採用候補者名簿」とういうものに掲載されます。

つまり、厳密に言えば、この時点では、採用候補者のリストに載るだけで、まだ採用するかが決定していまえせん。

この名簿に載っている人の中から、人事課(人事委員会とは別の組織部署)が採用者を決定する

・・・というのが、「建前」になっています。

しかし、実態は違います。

多くの地方自治体では人事課の採用予定人数と採用候補者名簿の人数は同じなので、二次試験=最終合格になります。

人事課が採用のための面接を行うというのは建前であり、

実質的には、「本当に入庁する意思があるのか」の確認と、「所属部署の意向の確認」その他、家庭環境などで配属や地域を考慮する必要があるかなどの、採用を前提とした打ち合わせです。

これは、栃木県のときも同様でした。

「入庁する意思」と「希望部署や地域」、「その他考慮してほしいこと(家族などの事情があれば)」だけ、話してくれば問題ありません。

もう、採用そのものは決まっているので、最低限のマナーは心得た上で、気楽に行ってOKです。

さらに、ひと月ほどたって、人事課から採用内定の通知がきます。

この時点で、正式に来年度の採用内定者となります。

国家公務員の場合は本当に採用面接

国家公務員の場合は、少し仕組みが違っています。

二次試験の合格者は同じように採用候補者名簿に掲載されるところまでは同じですが、人事院が試験と候補者名簿への掲載を行い、各省庁が採用を行うことになります。

そして、二次試験合格者は合格を確認したら、省庁の説明会などに出席し、すぐに希望省庁の面接のアポをとらなければなりません。

そしてここから、各省庁毎に採用面接などが行われます。

したがって、国家公務員の場合は、二次試験に合格しても採用されるとは限りません。

実は、

二次試験の合格者の数=採用候補者名簿にのってる人数=各省庁の採用予定者の合計

にはなっているらしいので、すべてがうまくぴったりに収まれば、地方自治体みたいに皆が採用されるはずです。

しかし、実際には省庁毎に希望者にバラつきがあるので、そうはいかないようです。

私も、新卒のときは、林野庁(最終面接前に辞退)と国土地理院(面接で不合格)を受験しました。

転職者は、二次試験合格後にすみやかに職場に伝える

転職者の場合、いつ今の職場に伝えたらいいのか?

という問題があります。

職場により様々な事情があるとは思いますので一概に言えませんが、

基本的に辞められる側としては、一刻も早く把握する必要があります。

そのため、地方自治体を受験している場合は、二次試験合格=最終合格になるので、二次試験合格後に伝えることをオススメします。

時期的には、8月下旬くらいになると思います。

私もその時期に伝えました。

どうしても心配なら、採用内定の通知後でもいいと思います。

各々の事情により決めましょう。

これから公務員を目指す方、転職をお考えの方などに、少しでも参考になればうれしいです。

今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

公務員試験 受験ジャーナル Vol.1 31年度試験対応 (2019年度試験)

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