公務員が「前例踏襲」している本当の理由 vol 122

公務員の仕事
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こんにちは、ttyです。

栃木県庁と長野県庁で計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。

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前回に引き続きますが・・・「公務員の仕事」について、世間にはあまり理解がされていないと思うことがあります。

その中の一つが「前例踏襲」です。

公務員の仕事は「前例踏襲」。つまり、昨年やっていたことや類似の案件と同じように処理されるというイメージです。

この記事では、「公務員が前例踏襲をする本当の理由」について、私の経験なども踏まえて書いてみました。

公務員を目指す方や在職中の方にも参考にしていただけると思います。

前例踏襲は「上司を納得させるための手段」の一つ

結論から言ってしまうと、「前例踏襲」は組織や上司を納得させるための手段の一つです。

公務員の仕事は、担当者の独断で行うことはできませんので、権限を持つ人間に決裁をもらう(判子をもらう)必要があります。

仕事の重要性により、誰までのハンコがいるのか定められており、案件によっては、部局長や副知事や知事まで決裁をもらうこともあります。

決裁をもらう側は、法令や内規や論理的な視点からも、チェックをし、決裁します。

これは民間企業でもある程度組織化された会社であれば、同じようなしくみが存在します。

前例は、過去に決裁を受けたもの、一応その時点で組織が正しいと判断したものだということになりますので、「前例でもこうなっています」というのは妥当性を示す材料であると言えます。

前例だけで判断しているわけではない

前例があればそれで良しと判断しているかという点ですが・・・それは誤解です。

前述のとおり判断材料の一つにすぎませんので、判断の妥当性が疑われるものや現在状況が変化しているものは、前例どおりでも、妥当性が説明できないため、決裁されることはありません。

担当者も前例があるからといって、それだけで説明することはできないため、根拠や根拠法令などは確認した上で、事務処理をしています。

「前年度のとおりやっておけばいいよね。」というのは、本当にどーでもいいような雑務だけです。

わかってはいるが前例に縛られるケースも・・・

行政組織は、基本的に間違いを認めるのが苦手です。

明らかなミスであれば謝罪をするのは当然ですが、グレーゾーンであれば、自ら間違っていましたということは基本的にありません。

そのため、過去から継続しているものを変更すると、間接的にこれまでが間違いになってしまうことになる場合、やむを得ず大枠は例踏襲しながら、長い時間をかけて、すこしずつ直していくというケースも見受けられます。

行政組織の負の部分かもしれません。

まとめ

前例というの正しいとは限らないということは、行政職員はおそらくだれでも理解しており、機械的に同じように処理することはありません。

一方で組織を納得されるには、有力な説明材料になります。

奇抜なアイディアよりも安全性が優先される組織においては、説得の材料に使われることが多いというのが実情だと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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