こんにちは、元公務員ttyです。
栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業の技術職員)として働いていました。
いまは、ほかにやりたいことがあり、民間企業を経て独立起業しております。
今回は、
「公務員試験の勉強時間」について、書いてみました。
公務員試験って結局どれくらい勉強すれば受かるの???(勉強時間編)
必要な勉強時間は人それぞれ・・・
たまに「公務員試験に受かるのは1,000時間勉強が必要だ。」とか「いや1,500時間だ。」という情報を見かけることがあります。
情報の出どころはよくわかりませんが、必要な「勉強時間」は、おそらく人によって異なるはずです。
しかし、一方で公務員試験で、「やるべきこと」はある程度セオリーがあると思います。
ざっくりと言えば、以下のとおりだと思います。
(私が考える公務員試験のセオリー)
- 知能問題(数的推理、判断推理)は、徹底的に取得し、取れるようにする(とくに数的推理)。
- 知識問題は、得意又は取りやすい数科目に絞る。
- 専門試験は、過去問をテキストにし、正答だけでなく、誤りの回答も「何故、誤りなのかを明確にできるようにしておく。
(参考記事)
必要なやることは決まっているけれども、それに「何時間かけるか」は、取得までに要する時間が人により大きく違います。
知識問題のレベル的には大学入試センター試験より簡単なので、センター試験での得意科目は簡単に得点源になります。
大学入試センター試験の経験者かそうでないかによっても、変わると思います。
私の場合は、「生物」とか「世界史」とかが学生の頃得意だったので、ちょっと勉強するだけで、得点源になりました。
数学や英語が得意な人もたやすく得点源になります。
このように、その人のバックグラウンドによって、かなり左右されるので、一概に〇〇時間必要という風に割り出せることの方が不思議です。
1,000時間とか1,500時間も必要ない・・・
個人差はあると思いますが、
公務員試験に1,000時間以上の勉強が必要だとは、個人的には思いません。
私の場合、以下のような勉強時間でした。
学生のときに栃木県庁を受けて合格したとき
(国家Ⅱ種も一次試験は受かって、面接前に辞退)
5(時間/日)×60(日)=300(時間)
※そもそも、1か月半くらいしか勉強していないので、多く見積もっても、実際には、60日もなかった気がします・・・・
栃木県庁で働きながら長野県庁を受けて合格したとき
1(時間/日)×365(日)=365(時間)
※電車通勤30分×往復が基本。実際には、毎日でなかったので、365日より少ないと思います・・・・
栃木県庁を受けた時、長野県庁を受けた時、いずれも、1,000時間どころか、500時間にも達していないと思います。
それでも、受かりました。
一年以上予備校に通っても受からない人もいます。
決して自慢をしたいわけではなく、言いたいことは
時間が大切ではありません。
忙しい社会人であっても、
必要なこと、不必要なことを見極めて、集中してとりくめば、公務員試験の合格は十分可能だと思っています。
私が学生の頃、4年生の2月頃、公務員試験の話をゼミの教授にしたところ、「もう(勉強しても)遅いよ。」と吐き捨てられるように言われました。
それでも、私は現役合格しました。
その教授は、かなり驚いていました。
「ざまーみやがれ!」(・・・とは言いませんでしたが。)
大学の教授は、公務員試験を受けたことがありませんし、受かったこともありません。
見聞きした他人の情報と自分のイメージで話しているにすぎません。
実際にやったことのない人の雑音など、無視して、やりたければ、やりたいだけチャレンジしましょう。
勉強してなくても受かるときと受かるし、
勉強していても受からないときは受からない。
公務員試験合格ということに、必要以上にステータスを感じている人もたまに見受けられますが
案外、試験とはそんなものです。
そして、試験勉強したことは、残念ながら、実際の仕事力には、ほとんど関係がありません。
「首席合格しました。」とか「〇位合格しました。」というのは、その瞬間のその人の自信にはなるかもしれませんが、その後の仕事や昇進などには全く関係がありません。
飛距離160mのホームランでも飛距離90mのホームランでも、野球の試合での価値に違いはありません。
これから公務員を目指す方、転職などを考えている方の少しでも参考になればうれしいです。
今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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「高畑敦子の数的推理の大革命!」
通称「ワニ本」と呼ばれ、公務員試験では広く定評のあるテキストです。
これを見ると、知能問題といいつつも、パターンを覚えるだけで、対応できることがよくわかります。
数的推理はこのテキストをマスターすれば十分です。
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