公務員の仕事で役立ったスキル、これから役に立ちそうなスキルを紹介 vol.56

様々な新技術の画像 公務員の仕事
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こんにちは、ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業の技術職員)として働いていました元公務員です。

現在は、公務員を辞めて独立起業しております。

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今回は、公務員時代に役にたったスキル、これから役に立ちそうなスキルについて、経験も踏まえて書いてみました。

公務員の仕事で役立ったスキル、これから役に立ちそうなスキルを紹介

 公務員の仕事で役に立ったスキル

コミュニケーション能力

「コミュニケーション」能力は、必ず大変役に立ちます。

一見すると、社交的な人の方がコミュニケーション能力があるように見えますが、そんなことはありません。

話の聞き方、あいずちの打ち方、姿勢や相手との位置関係など、技術的にカバーできる要素が多く、性格などはあまり関係ありません。

相手から引き出すための対話をするコーチングなどを学ぶのも良いかと思います。

私は、株式会社スピードコーチングなどのコーチング講座などを受講して学びました。

これは起業した今でも役立っています。

私も決して社交的なタイプではなく、新しい職場の人に慣れるのは最低でも半年はかかります。

しかし、たとえ緊張していても、相手を尊重したコミュニケーションをとる技術があれば、仕事はやりやすくなります。

様々な年代の人が、一緒に仕事をするので、世代間ギャップも当然生じますが、相手を尊重する、自分も尊重する、という姿勢があれば何とかなります。

プレゼンテーション・説明力

公務員は、会議での説明、上司への説明、住民への説明など本当に様々な場面で「説明する」機会が多い仕事です。

「説明するために」プレゼンのスキルは、多くの場面で生きてきます。

たとえ、異動や転職した場合でも、どこでも役に立ちます。

職場のローカルルールによって、プレゼン資料などの作成方法は調整が必要ですが、プレゼンの基本はだいたい同じだと思います。

私は、実務経験を積みつつ、小室淑恵さんの「速攻プレゼン術」などで、学びながら改良していきました。

 エクセルの関数やプログラミング

PCでの事務仕事の量が多いので、

ルーチンの部分を効率化できることは、それだけで、かなり多くの時間を生み出します。

エクセルの関数は、書類作成などで必ず必要になります。

関数自体はほとんどグーグル検索で、やり方は調べられるので、本などで勉強する必要はないと思います。

ぼんやりと「エクセル 関数 +(こういうことをやりたい)」というワードで検索すればだいたい見つかります。

一方プログラミングは、最初は基本を本やセミナーなどで学ぶ必要があると思います。

本格的なプログラミング言語を必要はありませんが、

マイクロソフトのエクセルなどのVBAなどで、マクロを組めるようになっておくと、ルーチンワークが相当効率化します。

これをやるだけで、事務処理が、どんどん早くなります。

法律の知識

法律の画像

法律は行政職(事務職)、技術職問わずに抑えておくと、便利です。

行政の仕事は、必ず法令や条例などに基づいているため、

現在仕事で扱っている法律の体系などを押さえ、組織内で決めているルールのもとになっている考え方を知っているだけでも、大きく差がでます。

自分も自信をもって仕事ができる上に、

体系的に把握している人の説得力は半端ないので、上司や同僚にも一目おかれ、信用されます。

すなわち、仕事が進めやすい環境が作れます。

法律全般に共通する読み方や、法律毎のくせもあるので、法律毎の解説本などを職場や図書館などで借りてきて、勉強するといいと思います。

共通する学問分野としては「行政法」などを押さえておくと、行政と法律の位置関係がよくわかります。

共通する法律としては「行政手続法」などを学んでおくと、応用がききます。

公務員でも「法律はわかりにくい」「法律はめんどう」と思っている人が意外と多いので、ちょっとかじるだけでも、抜きんでることができます。

なお、法律関係の知識は起業した今でも、役に立っています。

 その他

測量する人の画像

私は技術職員だったので、そのほかに「測量」や「製図」に係る知識「地質・土壌」や「土木技術」に係る知識や技術も学んでいました。

地質を見る人の画像

測量などは外注することがほとんどの現在にあって、不要とする人もいますが、

現地調査にいって、すぐに測量して設計できる技術は、緊急を要する場合でも役に立ちますし、実際に自分もやっているので、外注する場合でも、現場経験に基づく判断が可能です。

予算が比較的少ない林業土木という仕事をしているときも、いざとなったら自前で測量から設計までできるという、安心感がありました。

技術論なども、どうしても、自分の職場のやり方に狭くなってしまいます。

実際、栃木県と長野県では、異なる考え方をしている点も結構ありました。

林業土木、農業土木、建築、建設といった部署による違いも多く見られます。

自分の分野は押さえたうえで、なるべく視野を広げて多くの分野をみるようにしていました。

この組織の、この部署でしか通用しない技術だけを身につけるよりも、発展性のある学び方をしたかったためです。

これからの公務員の仕事で役に立ちそうなスキル

アウトプットのスキル

プレゼンする人の画像

行政でもブログなどで発信している例が多くあります。

行政が積極的にアウトプットしていく重要性は、多くの自治体などでトップレベルでは叫ばれていますが、

実務レベルでは、とりあえず形だけやっている感はいなめません。

自信でも、ブログなどを運営するなど、発信するスキルを身に着けておくことで、とりあえずやっているだけの人よりも、かなり多くの価値を創り出せます。

AI関連、ドローン、地理情報システム

AIの導入がこれからの数年で加速的に広がると予測されます。

行政分野でも予算化されやすいと思いますので、導入はどんどん進むと思われます。

直接の技術はもてなくとも、どういう分野でどういうことができるといった、知識などが必要になってくると思います。

AIと同様ですが、ドローンの活用の範囲がかなり広がっており、

概要や活用例なども押さえておくといいのではないかと思います。

ドローンの画像

地理情報システム(GIS)もかなりの業務ですでに使用されており、これからはデータベースなどの情報と地理情報は必ずセットになって整備されていくので、基本的なしくみを知っておくとよいのではないかと思います。

先進技術を追い求めたり、専門家になる必要は全くありませんが、技術の端っこだけでも、つかまえておきたいものではないかと思います。

これらの技術をほとんど知らなければ、組織の方針や委託事業者にコロコロ振り回されてします恐れもあります。

まとめ

私が在職中に意識していたのでは、実は一貫していて、

効率化に役立つことは前提ですが

「ここでしか通用しないスキル」は要らない。

「拡張性のあるスキル」は欲しい。

と考えていました。

同期の多くの人たちは、生涯、公務員で終えると考えているようでしたが、

私には、どうしても「今の仕事で職業人生を終える」というイメージがわきませんでした。

(実際にそうなりましたが・・・・)

そのため、職場のローカルルールも押さえますが、なるべく全体を俯瞰できるように、幅広く関連したものを学ぶことにしていました。

変化があったとき、転勤や、勤務する県がかわったときも役に立ちましたし、転職・起業時にも役に立ちました。

自分がコントロールできる領域が広がるので、何よりも自分がその方が楽しく仕事ができました。

現役の公務員の方、これから公務員を目指す方、公務員への転職などを考えている方の少しでも参考になればうれしいです。

今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

(公務員の方、目指す方にttyがおすすめしたい書籍シリーズ)

仕事は8割捨てていい」(鳥原隆志 大和出版)

膨大に増え続ける仕事、「本当に必要なのか?」と思いながらも、捨てる勇気がなく、どんどん時間に追われていく・・・・誰でも経験があるのではないでしょうか。

公務員の仕事は前例踏襲という悪習があることは否めません。

ストーリー仕立てで、仕事との向きあい方を考えさえられた書籍でした。

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