県の地方公務員試験は県外出身者は不利なのか?~経験談で解説~ vol.67

栃木県の画像 公務員試験対策
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こんにちは、ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。

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県や市町村などの地方自治体職員は、その地域の出身者が職員をやっているイメージがあります。

「県外出身者だけど試験受けても大丈夫かな?」

「県外というだけで、不利になる?」

実態はどうでしょう?

就職を希望する県の採用試験では、県外出身者は不利なのでしょうか?

経験談も踏まえて、書いてみました。

地方公務員試験は県外出身者は不利なのか?~経験談で解説~

県外出身でも試験は不利にはならない

仲良しの画像

結論から言えば、県外出身者であっても、それを理由に試験が不利になることはありません。

私が新卒で栃木県庁に入庁したときの、地方上級の同じ職種の同期は5人いました。

栃木県出身者2名、千葉県出身者2名、長野県出身者1名(私)で、過半数が県外出身者でした。

なお、同じ年に千葉県出身の友人も、神奈川県庁に入庁しています。

栃木県庁、長野県庁ともに、もちろん県内出身者の方が多い一方、

職員には県外出身者もかなりいます。

出身県以外の県庁に入る理由は人によって違いますが、

出身県の採用枠が無かったり、少ない場合や

出身大学の所在県が気に入って、その県の県庁に入る場合などがあります。

面接では、納得できる理由が必要

面接の画像

但し、二次試験の面接では、誰しも納得できる理由を説明する必要があります。

どうして、出身県ではなく、この県を受けたのか。

家族は納得しているか

といった質問が必ず出ます。

面接をする側からすれば、

その地域に根差した自治体なので、理由がしっかりあって、愛着をもって働いてもらいたいのは当然です。

「一番、入りやすそうだったので・・・。」

なんて間違っても言ってはいけません。

「出身県で募集が無かったので・・・。」

一見もっともですが、理由が後ろ向きです。

たとえそうでも、受験した自治体との接点や愛着、などについても説明し、熱意をアピールしましょう。

私が栃木県を受けたときは、

「長野県庁での林業職の募集が無く、大学で勉強し、研究調査などで、様々なご縁のあった地である栃木県の林務行政に貢献したいと考えたためです。」

と、説明しました。

「あ、長野県募集無いんだね。ふ~ん。」と終わりましたが、

面接官は、募集が無い、出身大学の県を受験したということだけで、一応納得したようでした。

逆に、栃木県庁に入ってから、長野県庁を受けなおしたときは、

新卒の時に、長野県庁ではなく栃木県庁を受けた理由を聞かれました。

「長野県で林業職の募集が無かったため、出身大学のあった栃木県庁に入りました。」

と答えました。

「そんな年があったっけ??」というリアクションでしたが、事実なので、もちろん調べればわかります。

それにしても、受験する当事者は、その年の募集の有無はものすごく大切なのに、働いている人はわりと無関心みたいですね。

忘れているくらいなので・・・

まとめ

同じ穴のムジナの加増

たとえ、その県の出身者でなくとも、二次試験の面接で理由がしっかりと説明できれば、不利になることはありません。

筆記試験での配点などにはもちろん影響しません。

実際、県庁内にも県外出身者は意外と多いです。

これから、学校を卒業し公務員試験を受ける方、公務員への転職をお考えの方の少しでも参考になればうれしいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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