地方上級(県庁)の公務員試験の難易度は?国家公務員との比較や多い出身大学などは? vol.68

天才の画像 公務員試験対策
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こんにちは、ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。

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※随時更新いたします。

地方上級試験の難易度について、ご質問頂くことがあります。

「国家公務員と比較して難しい?」

「市役所などと比較して難しい?」

「偏差値の高い大学に行ってないと難しい?」

など、実際のところはどうでしょうか?

今回は、そんなあなたのために「地方上級(県庁)の公務員試験の難易度」について、

経験談も踏まえて、書いてみました。

地方上級(県庁)の公務員試験の難易度は?国家公務員との比較や多い出身大学などは?

国家総合職より易しく、国家一般職よりやや難しいくらい

ここでの「難易度」は、あくまで一次試験の筆記に限ります。

職種により部分もありますが、平均的に見れば、以下のような感じです。

(公務員試験の難易度の比較)

国家公務員(総合職)>地方上級(県庁)=国家公務員(一般職)>市町村役場

国家公務員(総合職)、いわゆるキャリア官僚になるための試験が最も難易度が高く、

地方上級と国家公務員(一般職)は、ほぼ同じくらいです。

市役所は、自治体により倍率が高くなることもありますが、試験は教養試験のみという場合が多いので、他の試験に比べて、対策がしやすくなります。

しかし、教養試験が苦手な場合は、人によっては難易度が高くなります。

実際、私が受けたのは、地方上級と国家公務員(一般職)でしたが、

試験問題のレベル的には同じくらいでした。

一次試験の倍率は気にしない

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「公務員は人気があるから、倍率が高いんでしょ?」

とか言われる場合があります。

人気がある職業なので、受験者が多いのは事実ですが

一次試験での倍率や一次試験と二次試験を合算した倍率は、全くあてになりません。

勉強してないけどとりあえず受けてみたという「記念受験」も多いためです。

あえて気にするとすれば、二次試験以降の倍率です。

なお、国家公務員の場合は、二次試験合格後の官庁訪問を経た面接で、採用が決定されるので、合格者のうち最終的な採用者はどれくらいかをチェックしましょう。

一般的には、2次試験合格者のうち30~50%の採用者となっていると思いますが、辞退者もいるので、実質な合格割合はもっと高いと思います。

私も新卒の時は、2次試験に受かって、林野庁の最終面接の予約まではしましたが、面接までの間に栃木県庁に合格したので、面接を辞退しました。

私のような人がいるためです。

地方上級公務員で多い出身大学などは?

大学の画像

合格者の出身大学の偏差値が、試験の難易度の目安となる場合があるようなので

参考までに記載します。

県庁の場合は、その県にある、地方の旧国立大学の出身者が多いです。

長野県庁であれば、信州大学。

栃木県庁であれば、宇都宮大学といった感じです。

その他、比較的、近隣の県の旧国立大(長野県であれば、新潟大学、名古屋大学、つくば大学)も少々

私立大学であれば、早稲田、慶応、日大なども若干います。

東大や京大も稀にいます。

筆記試験でボーダーの点をとれば、学歴は全く関係ありませんが、

大学入試センター試験で、幅広い科目を勉強した経験のある人は、

教養試験対策には、アドバンテージがあります。

そういう意味では、試験科目が少ない私立大学と比較して、若干、旧国立大出身者の方が有利かもしれません。

また、公務員試験は、広大な勉強範囲のある中で、いかに効率的に点をとる対策ができるかが勝負なので、

大学入試を経験し、目標を設定して、戦略を練って、勉強する習慣がすでに身につていいる人は、有利かもしれません。

このように、大学入試で勉強した過程で身についたものが、結果的に公務員試験でも有利になる場合もありますが、

学歴そのものは試験には関係ありませんので、ポイントさえ押さえれば、十分合格できる試験です。

最も大切なのは、試験対策の方向性を間違えないことです。

(参考記事)

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まとめ

試験日程は、

国家公務員総合職⇒国家公務員一般職⇒地方上級

という順番で行われますので、

地方公務員を志望していても、国家公務員の総合職と一般職も、併願する人が多いです。

地方公務員を志望していても、実際試験に練習にはなるかもしれません。

正直言えば、私は、国家公務員総合職(当時Ⅰ種)には一次試験の申込みをしましたが、

もともとキャリア官僚に興味がなかったし、当日、東京に行くのがめんどうになって、欠席しました。

しかし、今思えば、試験には慣れが必要なので、特に独学の人は、なるべく回数を受けておいた方がいいように思えます。

これから、学校を卒業し公務員試験を受ける方、公務員への転職をお考えの方の少しでも参考になればうれしいです。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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