こんにちは、ttyです。
栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。
詳細はプロフィールページなどをご覧いただけるとうれしいです。
FAQページを開設しました。
※随時更新してます!
ときどき、
「民間も興味あるけど、親に公務員になれって言われていて・・・。」
という相談を耳にします。
「親に公務員になれ。」って言われている人たちが結構いるのだと驚きました。
また、自分の就職先にまで、親に気を遣うという現状も少し疑問をもちました。
自分のことも
少し想い出しながら、書いてみたいと思います。
親に「公務員になりなさい」と言われているあなたへ~絶対に鵜呑みにしてはいけない~
親が子どもになってほしいランキング上位の公務員
「親が子どもになってほしい職業」をテーマにした調査などをみますと
ほとんどの調査で男の子、女の子ともに、公務員は1位~3位には入っています。
「子どもが望む職業」という回答もあるものの、それ以外に上位にくるのは、医師や看護師、薬剤師など専門資格などを活かす仕事であり、より「手堅い」職業を子どもに望む傾向が見受けられます。
「安定した生活をしてほしい」という愛(?)故にということかもしれません。
しかし、小学校一年生の親を対象としたアンケートでもほぼ同様の結果であり、
このような早い段階から、親が子どもに公務員になってほしいと考えていること、
日常で何気なく口ずさむ言葉などが、子どもの意識の中にも刻まれていくのかもしれません。
ちなみに私も両親に「公務員になれ。」的なことを言われていたと記憶していますが、両親とも公務員ではありませんでした。
学生の頃は、両親が「公務員がいいぞ。」ということには全く関心を示していませんでした。
そもそも理由がよくわからなかったし、当時は公務員という職業についてもよく知らなかったためです。
しかし、無意識に刻まれていた可能性はあるかもしれません。
自分の仕事に親の承諾はいらない
進学や就職で
「親が許してくれない。」
という話を耳にします。
進学は、学費などの問題があるので、承諾してもらうにこしたことはありませんが、
極論を言えば、奨学金などで、希望する進学先に行くとも現実的に不可能ではありません。
就職に至っては、これから自分で稼いで生活する前提であれば、それこそ、親の承諾は関係ないです。
しかし、子どもの頃からの
「親の期待に答えたい。(≒悲しませたくない)」という条件反射のような感情の習慣から、縛られてしまうことも少なくありません。
私も全く人のことは言えませんが、
今、「一体何で縛られていたのか?」冷静に考えれば不思議なことも多いです。
冷静に考えれば、もうあなたを縛っているものは存在していないかもしれません。
相談者は選んで、本当にやりたいなら公務員になろう
あるとき気が付きましたが
「公務員になれ。」とか「公務員が一番いい。」と、
ステレオタイプ的に言っている人は、
ほとんどの場合、公務員として働いた経験のない人ばかりです。
私が公務員として、働いてからも、
両親の「公務員は〇〇だ。」とかいう固定観念はほとんど消えずに、
実際にやっている人(=私)がいくら説明しても、ほとんど思いこみでしか理解しません。
すなわち、やったことない人は、ほとんど理解していないといっていいと思います。
身内にいる、知り合いにいる、という人の話も、あてにはなりません。
もし、公務員という職業に興味があるのであれば、
実際にその仕事をやっている(やったことがある)人
できれば、楽しくやっている(やっていた)人
に限定して話をきいてほしいと思います。
その上で、本当に自分がやりたければ、目指すのがオススメです。
間違っても、やったことのない人のイメージだけの言葉を鵜呑みにしてはいけません。
安定性などについても、時代は変化していくので、
長期スパンでみて自分にとっての安定とは何なのか、よく吟味しましょう。
(参考)
まとめ
両親や他人に言われていること(とくに両親)
に条件反射のように信じ込んでしまうことがあります。
相談するにしても、相手を間違えると、よけいに迷走してしまいます。
時代は親世代とは全く変わっているのに、親世代の考え方と全く同じことをいう若者に出あうたびに、
刷り込みのような現象に少し恐怖すら感じます。
親世代と時代は変化しているので、どちらかと言えば、若者の時代感覚の方が優れています。
両親の「愛」(?)だけをさらっと受け取って、もっと、自分の好きなこと、自分の感覚を大切にしてもいいのではないかと思います。
これから、学校を卒業し公務員試験を受ける方、公務員への転職をお考えの方の少しでも参考になればうれしいです。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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人間の感情と会社組織との関係まで踏み込んだビジネス書は、ほとんどみたことがなく、これは、起業する人だけではなく、会社組織で働く全ての人たちに役立つ知識ではないかと思います。
今思うと、公務員時代の早い段階から理解していれば、避けられたトラブルもあったかもしれないと思います・・・
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