世論が「公務員批判」から「政治家批判」にシフトしている vol 123

公務員の生活
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こんにちは、ttyです。

栃木県庁と長野県庁で計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。

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最近、ニュース記事などを見ていると思うことがあります。

それは、「世論が公務員批判から政治家批判にシフトしている」ということです。

以前であれば、マスコミなどは公務員に批判的な報道が多く見られ、「減らして当然」「がんばって仕事をして当然」というような風潮を感じていました。

しかし、ここ1年くらいの間にかなりの変化を感じています。

コロナにより分かれた政治家と公務員の明暗?

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最近のニュースで、「国家公務員の定数を増やす」という記事がありました。

近年では国家公務員の定数は減少していましたが、コロナ関連の業務の増加に対応するため国家公務員を増員するという内容でした。

それに対して寄せられているコメントは、「公務員は増やしてもいいけれど、仕事をしない国会議員を減らしてくれ。」というような主旨の内容がほとんどでした。

それ以外の記事にも、公務員はがんばっているから、議員の定数を減らすべきという意見をここ1年くらいの間によくみかけるようになりました。

コロナウイルスへの対応により、現場の公務員の負担が増加していることは明らかです。

一般の方も実際に相談窓口などで目の当たりにする場面も多くあるのかもしれません。

元公務員としても、これまで人員を削減されすぎて、追加の業務を行う余裕などほとんどない職場ばかりで、未知のコロナウイルス対応に相当の負担が増えていることは、容易に想像できます。

政治家のコロナウイルスへの対応により、資質や能力などが、よくも悪くも、明らかになってしまったことも関係し、世の中の不安との相乗効果で、政治家への批判へシフトしているのかもしれません。

それでいいのかはわからないけど・・・報われた?

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しかし、世の中に不安が存在し、そのはけ口が交代しただけ・・・と考えると一概にいいのかという気もします。

政治家も私たちの知らないところで、がんばってくれているのかもしれません。正直わかりません。

しかしながら、世の中を支えている、名もなき公務員たちのがんばりにもスポットが当たり、政治家も人気とりのための常套手「公務員たたき」は安易にやりにくくなってくると思います。

元公務員としては、少し報われているように感じています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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