こんにちは、ttyです。
栃木県庁と長野県庁で計13年間を県職員(林業(林学)の技術職員)として働いていました元公務員です。
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公務員試験を受けるにあたり、「予備校に通う必要がある」とか「独学で十分」とか
様々な情報を目にします。
私は、新卒の時と別の県庁に入り直した時の2回とも独学で合格しました。
正直なところ、やり方を間違えなければ、独学で十分合格できると考えています。
しかし、向き不向きや個々の事情により一概には言えないとも思います。
今回は、予備校、独学、それぞれのメリット・デメリットなどを踏まえて比較してみました。
試験対策そのものは予備校でも独学でも同じ
公務員試験対策で大切なことは、
- 知識問題は得意科目と得点しやすい科目に絞る(全部漫然とやらない)
- 知能問題は「数的推理」を徹底して対策する。
- 過去問は解くのではなく「テキスト」として使用し、繰り返し覚える。
といったことです。
これは、何のテキストを使おうが、予備校に通おうが、ある程度共通するセオリーだと思います。
では、予備校と独学ではどのような違いがあるのでしょうか?
(参考記事)
公務員予備校の場合
公務員予備校のメリット
- 予備校のスケジュールに沿って進めるだけでいい
- テキスト選びで悩まない
- 面接などの2次試験対策のサポートがある
- 勉強のモチベーションを維持しやすい
予備校の場合、予備校が最適と判断しているスケジュールに沿って進めていればいいので、スケジュール管理が苦手な人には向いています。
基本的に予備校のノウハウが詰まったテキストに沿って学習するため、テキスト選びに悩まないといったこともメリットだと思います。
2次試験対策もサポートしている場合も多いので、独学にはないメリットです。
最大のメリットだと思うのが、ある程度、強制的に学習する形になるので、勉強の習慣をつけるのが難しくないこと、
そして、同じ目標をもった人たちがいる環境があり、モチベーション維持しやすいことです。
公務員予備校のデメリット
- 費用が高額
- 自分に最適な対策がしにくい
- 自分に最適なスケジュールが組みにくい
概ね20~30万円くらいの価格帯のコースが多いため、独学に比べて費用が高額になります。
また、テキストなどは、予備校のものを使用することは、悩まないという点ではメリットですが、自分に最もあっているテキストを選ぶということは難しいです。
もちろん、予備校に通いつつも、自分でテキストをチョイスしてもいいのですが、手を広げすぎて中途半端な対策になる恐れもあります。
また、社会人からの転職の場合など、予備校のスケジュールを合わせたり、通学にかかる時間もデメリットになります。
しかし、これについては、講義を動画で配信するような、通信型のコースもあるようなので、コースの選択により、工夫できる余地はありそうです。
公務員予備校に向いている人
- 公務員予備校の費用が工面できる人
- 通学などのスケジュールに合わせられる人
- 人に言われたとおりになら実行できる人
- 一人でモチベーションを保つのが苦手な人
独学での公務員試験対策の場合
独学のメリット
- 費用が安く抑えられる(テキスト代のみ)
- 自分に最適なテキストや対策が選べる
- 自分に最適なスケジュールが選べる
独学の場合、予備校と比較して費用が安いです。
かかる費用はテキスト代のみなので、かなり潤沢にそろえても、公務員予備校と比較すれば10分の1以下の費用です。
また、自分の苦手や得意がしっかりと理解できていれば、予備校よりもさらに最適な対策やテキストを選ぶことが可能です。
市販のテキストも予備校にひけをとらないくらい研究しつくされているので、自分に最適な物をチョイスすれば予備校以上の効果があります。
さらに、独学の場合は自分の都合に合わせたスケジュールで学習できるので、社会人からの転職者にも負担が少ないです。
(参考記事)
独学のデメリット
- スケジュール管理が苦手だと学習が進まない
- 自分の苦手や得意などがよく理解できていないと、テキスト選びで悩む。
- モチベーションを保つ工夫が必要
- 二次試験のサポートはないのでそこも独学
独学の場合は、スケジュール管理が苦手だと、勉強が進みません。
自己分析が適切でないと、対策が不十分になる恐れもあります。
また、独学の最大の敵は、「モチベーションの維持」だと思います。
学生のときなどは、友達と勉強会をやったりしていましたが、社会人になって受けなおしたときは、モチベーションの維持や学習環境について工夫が必要でした。
(参考記事)
予備校と違って、二次試験のサポートは無いです。
当然、面接などの二次試験対策も独学になります。
しかし、面接といっても、民間の就活と比較して特殊なことをするわけではないので、
民間の就活で面接慣れしていたり、社会人経験者で人前で説明することに慣れている人であれば、公務員試験のポイントを押さえれば、特に予備校のサポートはとくに要らないと思います。
(参考記事)
独学に向いている人
- 自己分析とスケジュール管理ができる人
- 戦略が立てられる人
- モチベーションを上げたり学習環境を自分にあった工夫ができる人
まとめ
公務員試験に合格した人のうち、予備校に通っていた人と独学の人の正確な比率はわかりませんが、独学の人も決して少なくありませんでした。
「必ず予備校に通うものだ。」というのは思い込みです。
独学でも予備校でも、学習のポイント自体は同じなので、合格はできます。
「やること」は同じですが、「やり方」の違いだけです。
私は、二回とも独学で合格しましたが、独学が自分に向いていたという面もありますので、人によって向き不向きはあると思います。
独学が予備校か・・・自分にあった方法を選び、なるべく快適に勉強し、合格しましょう。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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