公務員時代に遭遇した「変な上司」図鑑~その1~vol.50

上司の画像 公務員の仕事
スポンサーリンク

こんにちは、元公務員ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業の技術職員)として働いていました。

他にやりたいことがあったため、民間企業への転職を経て、現在は独立起業しております。

(⇒ttyのプロフィールを見る)

どこの業界にも「変わった人」っていると思います。

13年間の上司たちを思い出しながら書いてみたいと思います。

今回は、 公務員時代に遭遇した「変な上司」について、シリーズでお届けしたいと思います。

公務員時代に遭遇した「変な上司」図鑑~その1~vol.50

怒る上司の画像

変わった上司①支配型

「おれの言うことが聞けねえってのか?!」所長補佐さん

(基本データ)

  • 自分が王様だと思っている。
  • 気分で判断する。
  • 新しい知識が入れられない(老害)

(対処方)

  • 流す、持ち上げる
  • 機嫌がいい日を調査する(金曜午後など)
  • その上の上司を攻略

(相性が悪い人)

  • 意見をはっきりいう人
  • 理論派

(相性がいい人)

  • 長い物には巻かれる人
  • 聞き流す人
  • 昔の人はみんなエライと思っている昔の人信者

最近では、めっきり減った絶滅危惧種です。

気に入らないことがあると、沸点が上がるのが高速で、誰も止められない。

必然的にみんな顔色を伺います。

気分屋で、機嫌によって判断がころころ変わるので、一度承諾を得ても最終的にハンコをもらうまでは油断なりません。

マジで書類投げます・・・・。

この時代に?(当時は平成でしたが)

土木分野で絶対の自信があるようで、

県で統一した技術基準などのルールでも、「技術のない、今の連中が決めたことなんて、守る必要はない!」という、唯我独尊っぷりでした。

私は、まだ若くて経験がなかったので、当時は唯々諾々と従うしかなかったのですが、

私は、本来は、自分の意見ははっきり言う方だし、他人にリスペクトの無い人は基本的に嫌いなので、今ならちょっとバトルしてたかも・・・出会ったのがその時でまだよかったような・・・。

金曜の午後など休みの前は機嫌がいいので、気分屋であることを利用して、勢いでハンコまでもらっとくことなどで対処していました。

昔の話が大好きで、頭の中に最新技術などを受けいれる容量がもう残っていないようです。

しかし、自分ではアイディアマンで頭の回転がいいと思っているので、いつも現場をかき回していました。

これを世間では「老害」というのかもしれません・・・。

「おれはいつでもできる上司だもん」係長さん

怒る人の画像

(基本データ)

  • 一見人あたりはよく、仕事の評価も比較的いい
  • 様々なことを細かく把握し、コントロールしようとする
  • 自分と意見が違う人は一切認めない
  • 他人の評価を気にするので、感情を爆発させたら、自らフォローに奔走する。
  • 自分のミスは認めない

(対処法)

  • 相談を多めになるべく把握してないことを作らない(スネるから)
  • 自分で解決できても相談する(便りにしてます感を演出)

(相性が悪い人)

  • 上司でも自分の意見をはっきり言う人
  • 上司の指示をなかなか納得してくれない人

(相性がいい人)

  • 従順な人
  • 崇め、尊敬してくれる人

一見人あたりがよく、仕事バリバリに見えますが、根本的には、前述の人物と同じような気がします。

「自分はできる、マトモな上司だ」というプライドで生きていますので、

「自分の考えと違う」ことを「自分が否定された」から、「こいつは、反抗的な部下だ」と段々と捻じ曲げて解釈します。

最初は穏やかに諭すように話すのですが、こちらがなかなか了解しないと急に怒りだします。

「ぐちぐち言ってないで、いいからやれよ!」みたいな。

実は、説明そのものが苦手であり、段々と言っていることが、支離滅裂になりがちですが、最終的に権力で押し切ろうとします。

典型的な思い通りにコントロールしたいタイプです。

神経が細かく、こいつは反抗的だと思ったら、超監視してきます。

監視する上司

反面、できる自分を評価してもらえるように「他人の評価」をとても気にするので、怒った後は、怒った自分のフォローを忘れません。

ミスもいろいろと言い訳をして基本認めません。

「こういうことを考えてほしくて、あえて怒ったんだ・・わかる?」みたいな・・・・怒らなくても伝えられる技術を学びましょうね。

意外にも10数年の中で、特に相性が悪いと感じたのは、今回書いた2名だけでした。

どうも、年下や部下などを尊重しない敬意を払わない、いわゆる「リスペクトがない。」とか「謝れない」人が基本苦手なようです。

支配型まとめ

クレーマーの画像

最近になって思うのは、「支配型」になる人は、

かつての「支配型」の上司(あるいは、親など)

に、意見せず従順に「我慢して」従ってきたのではないかと考えられます。

本当は、イヤだったのだけども、「必要なことだ。仕方ない。」

と無理に納得させて、仕事をしてきたのではないでしょうか。

今思うと、「自分は我慢してきたのに、我慢していない人が許せない。ズルい。」「自分はいいことをしている。」

という、過去に押し殺した感情が見え隠れしていました。

今なら、「あなたの、感情の問題に巻き込まんでくれ・・・・。」と思いますが、当時は、なかなか割り切れませんでした。

こういう上司は、公務員の世界にかかわらず、たくさんいそうですね。

次回に続きます。

これから公務員を目指す方、転職などを考えている方の少しでも参考になればうれしいです。

今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

⇒お問い合わせフォームはこちらです。

 ※ほんブログ村のブログランキングに参加しています。もし、よろしければ、バナーをクリックして頂けると、ランキングに反映され、励みになります☆m(_ _)m

にほんブログ村 転職キャリアブログへ
にほんブログ村

(おすすめ書籍)

 「部下を定時に帰す仕事術」

精神疾患の妻と、自閉症のお子さんを抱えながら、東レで取締役までなった佐々木常雄さんの名著です。「上司のリーダーシップ」はもちろんのこと、「ワークライフバランス」を語る上では欠かせない存在だと思います。

7年程前にセミナーに参加して、ハードカバー版のサイン入りの書籍を購入しました。

とくに、この本は、仕事術中心に書かれており、いわゆる「ホワイトカラー」系の職種の人には、大変参考になります。

 全国の上司にも読んでほしい・・・・。

部下を定時に帰す仕事術 (ポケット・シリーズ)

部下を定時に帰す仕事術 (ポケット・シリーズ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました