こんにちは、ttyです。
「公務員のリアル」や「公務員試験」などについて、よくある質問などをまとめたFAQページです。
「公務員のリアル」FAQ
ttyについて
Q1経歴を教えて下さい。
地方の4年生大学を卒業し、新卒で栃木県庁へ入庁しました(地方上級(林業))。
その5年後、故郷である長野県に戻るため、公務員試験を再受験し長野県へ入り直しました(地方上級(林業))。
長野県で8年勤務した後、民間企業を経て、現在は独立起業していいます。
Q2なぜ公務員になろうと思ったのですか。
大学で勉強していた森林・林業の知識を仕事に活かしたいと考えたためです。
当時、民間企業では、森林・林業関係の就職先は、ほとんどありませんでした。
(参考記事)
Q3なぜ公務員を辞めたのですか
農業ビジネスに興味をもち、観光を農園経営しようと思いました。
在職中では実現できないため、
退職し、民間で一定のノウハウを学んでから、独立しました。
(参考記事)
(起業関連のブログです)
Q4何故、栃木県庁から長野県庁を受けなおしたのですか
新卒の時は、長野県庁では技術職員の採用はありませんでした。
数年たち、結婚もして、長野県に戻ろうと思い始めました。
折しも、長野県庁での林業職の採用が復活してきたので、もう一度勉強し、受けなおすこととしました。
社会人採用枠ではなく、一般の採用枠でした(当時は社会人採用枠はありませんでした。)
運よく、1年くらいの勉強で合格することができました。
(参考記事)
公務員の仕事
Q1県職員とはどんな仕事ですか。
地方自治法により「県が行うべき」とされている業務です。
いくつかの市町村にまたがる仕事などが該当します。
そのほか、国から負託されて、補助金を県単位でとりまとめたり、調査をすることもあります。
基礎自治体である市町村をとりまとめ、国との間をとりもつ立場です。
このため、都道府県は「中間管理職 自治体」と通称されることがあります。
(参考記事)
Q2「技術職員」とはどんな仕事ですか
「技術」的な観点から、行政的な判断を行う仕事です。
具体的には、技術的観点からの政策立案、技術的判断が必要な申請などのの審査、公共工事の監督などを行います。
自分で実際に現場で作業したり、技術的な業務を行うというよりは、民間企業へ外注し、それらを管理する仕事が主となります。
そういう意味では純粋な「専門家」というよりは、行政と専門技術をつなげる役割だと考えています。
(参考記事)
Q3「林業」の技術職とはどんな仕事ですか。
行政として、森林・林業にかかわる技術的な判断を行う仕事です。
具体的には、林務行政の政策立案や林業関係補助金のとりまとめや審査、野生鳥獣害対策、山地災害等にかかわります。
林業の現場で、自らチェーンソーで木を切ることは基本的にありませんが、測量・調査をすることはあります。
(参考記事)
Q4公務員は「決められた仕事」ばかりやっているんですか。
決められた仕事。定型のような事務だけで完結する仕事は基本的にありません。そのような業務は外部委託されているか、臨時職員を雇用していることの方が多いです。
(参考記事)
公務員の生活
Q1地方公務員の初任給はどれくらいでしょうか
H29 .4.1現在では、地方公務員の初任給の平均は18万3千円程のようです。
私が就職した10年程前より、かなり上昇しています。
(参考記事)
Q2公務員のボーナスはどれくらいでしょうか
毎年変動しますが、 概ね基本給の4~5ヵ月分です。
6月30日と12月10日に分割して支給されます。
(参考記事)
Q3退職後はどのようになるのでしょうか
外郭団体に再就職したり、臨時職員のような形で再雇用となることが多いです。
(参考記事)
Q4公務員はモテますか?
人によります・・・・。
「公務員」というだけではモテるとは言い切れません。
異業種が交流する場では、世間の勝手なイメージが先行し、どちらかと言えば、マジメキャラにされることが多い印象です。
直接経験はありませんが、婚活関連の集まりでは、人気が高いようです。
(参考記事)
Q5公務員の年金は民間と比較して有利ですか?
現在は、民間企業と同じ「厚生年金制度」で運用されているため、公務員の年金制度が特別に有利ということはありません。
Q6公務員は残業はありますか?
あります。
9時(正確には8時半ですが)5時という職場はほとんどみたことがありません。
残業の量は部署により、かなりの差があります。
(参考記事)
Q7残業代は全額でますか?
「申請した分」は全額支給されます。
しかし、予算の都合や組織目標に気を使って、意図的に減らして申請することも多いです。
申請しなかった分はサービス残業になります。
(参考記事)
Q8公務員の年末年始の休暇はどれくらいですか?
基本的に12月29日から翌年1月3日で、あとは土日との組み合わせによります。
有給休暇を合わせてとる人もいますが、どちらかと言えば少数派です。
(参考記事)
公務員試験対策
Q1どのような勉強法が効率的でしょうか。
以下の方法が最も効率的と考えます。
全部やろうとすると、時間的にも労力的にも無理があるので、やることを絞って徹底することが大切です。
- 知能問題の「数的推理」の対策を徹底する。
- 知識問題は「取りやすい科目」以外は大胆に捨てる。
- 専門問題は「過去問をテキストとして使う」
(参考記事)
Q2どのようなテキストがオススメでしょうか。
「公務員試験受かる勉強法、落ちる勉強法(合格の道研究会、洋泉社)」という勉強法の著書で紹介されているテキストが基本的にオススメです。
とくに、通称「ワニ本」と呼ばれている「畑中敦子の数的推理の大革命!(畑中敦子、東京リーガルマインド)」などのシリーズは数的推理攻略には必須です。
大卒程度 公務員試験 畑中敦子の数的推理の大革命! 令和版 (公務員試験/畑中敦子シリーズ)
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(参考記事)
Q3どのような勉強の環境がオススメでしょうか。
モチベーションを高め、維持していくために、できれば、公務員試験をうける仲間同士での勉強がオススメです。
そのほか、図書館や通勤電車など、誘惑がなく集中して短時間でとりくめる環境が適していると思います。
(参考記事)
Q4勉強時間はどれくらい必要でしょうか。
基礎学力による部分もありますが、対策を絞りこむなど、工夫すれば短時間での合格も可能です。
私は、
栃木県庁を受けたときは1か月半ほど、300時間程度
長野県庁を受けたときは、1年で、365時間程度
の勉強時間で合格しています。
「一般的に1,000時間とか1,500時間」という出どころ不明の数字があるようですが、
個人的には1,000時間以上の勉強時間は必用ないと思っています。
(参考記事)
Q5社会人でも、試験勉強して受かることは可能でしょうか。
私は栃木県庁で働きながら、勉強し、再受験して長野県庁に入りました。
仕事も決して、暇な部署ではなかったのですが、創意工夫でなんとかなりました。
通勤時間を利用するなど、時間を生み出す工夫や、対策を絞りこみ効率的に勉強すれば、十分可能だと思います。
(参考記事)
Q6二次試験の面接で注意するポイントは何ですか?
自身の実体験に紐づいた「志望理由」を自分の言葉でしっかりと伝えることが大切です。
なお、「安定しているから。」という主旨の内容は一切言ってはなりません。
そのほか、面接を受ける行政機関の政策などについては、志望理由とも絡めて、徹底調査しておくことも大切です。
(参考記事)
Q7都道府県の試験では県外出身者は不利ですか?
県外出身者でも、それを理由に不利になることはありません。
但し、二次試験の面接で必ず聞かれるので、理由を明確に説明する必要があります。
(参考記事)
Q8試験のときの服装はどうすればいいでしょうか?
一次試験(筆記試験)は、どんな格好でもOKです。
カジュアルな私服でも大丈夫です。
二次試験以上はリクルートスーツやビジネススーツで行きましょう。
試験の時期は、行政機関はクールビズを実施していますが、
とくに指示がないかぎりは、ネクタイも必ずしていきましょう。
(参考記事)
Q9公務員試験で英語ができると有利ですか?
国家公務員総合職、ほとんどの自治体の地方公務員試験では、英語の資格(TOEICや英検など)の一定基準以上のものが加点されます。
またそのレベルの人であれば、教養試験の英語も得点源になるため、有利になると言えます。
しかし、比較的高いレベルの話なので、元々英語が得意だったり、興味がある人以外は、公務員試験を目的に英語などの対策をするよりも、通常の試験対策に時間を割く方がいいと私は考えています。
Q10論文試験はどのような対策をすればいいですか?
論文試験は、論文の練習をするよりも「論文課題についての情報をあらかじめインプットしておくこと」の方が重要です。
行政がかかえている課題がそのまま論文課題として出題されることが多いです。
このことから、公共機関の中長期の総合計画などをあらかじめチェックしておき、関連する政策などをざっくり思い出せるようにしておくと、論文が楽に書けます。